期待ゴール(xG)とは何か?
期待ゴール — ほぼ常に「xG」と略される — は、シュートが打たれた状況のあらゆる要素に基づいて、そのシュートがゴールになる可能性をどれだけ持っていたかを推定する単一の数値です。一試合を通じてチームの全シュートのxGを合計すると、そのチームの合計xGが得られます。これは、シュートが実際に決まったかどうかとは関係なく、そのチームが作り出したチャンスの質を測る指標です。
算出方法
各シュートのxG(0から1の間の値)は、似た特徴を持つ過去数千本のシュートの履歴データからモデル化されます。ゴールまでの距離と角度、ヘディングか足でのシュートか、スルーパス、クロス、こぼれ球、セットプレーのいずれから生まれたか、そしてシュートとゴールの間に何人のディフェンダーとゴールキーパーが位置していたかなどです。ガラ空きのゴールに2メートルの距離から押し込むだけのシュートはxG 0.9程度になることもあり、30メートルからの一か八かのシュートは通常0.05未満です。
読み方
チームのxGと実際に決めたゴール数を比較してみましょう。xGを大きく上回るゴールを決めているチームは決定力が高い(あるいは幸運に恵まれている)ということです。逆にxGを大きく下回るチームは、平均的なチームなら決めるようなチャンスを無駄にしている、フィニッシュの精度が低いチームだということになります。一試合だけではこの差は単なる誤差であることが多いですが、シーズンを通して見ると、チームや選手のフィニッシュ能力について何か本質的なことを示す傾向があります。
xGが捉えられないもの
xGはシュート前の質を測る指標であり、誰がシュートを打ったか、ゴールキーパーがどれだけ優れているか、その瞬間のスコアによるプレッシャーは考慮されません。一試合だけのxG合計値は、単独で見ると誤解を招くことがあります。実際のスコアの代わりとしてではなく、それに加えるもう一つのデータポイントとして活用するのが最も有効です。
Chronos Scoreでの確認方法
統計が利用可能な試合を開き、「統計」タブを確認してください。データプロバイダーがそのデータを提供している試合では、シュート数、ボール支配率、パス数、カードなどと並んでxGが表示されます。